ドイツ映画『赤いオーケストラ』Die Rote Kapelle
2014年日本初上映 川崎市後援
"ヒ トラーに対してどうにかしなくちゃならんという思いが日増しに強くなっていった..."
ヘルムート・ローロフ、ピアニスト

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赤いオーケストラ

シュテファン・ローロフ監督作品

赤いオーケストラ

2004年ドイツ語・カラー80分
日本語字幕付


 
 ナチスに抵抗したドイツ最大のグループ『赤いオーケストラ』は、100人もの多様な男女の集合体だった。色々な気質と年齢、様々な政治 傾向と学歴の者がいたが、全員が国家社会主義と戦争を終わらせるために結束し、その多くが拷問され処刑された。戦後は弾圧に関与した元 SSが米国占領軍に取り入る手段として、「赤いオーケストラ」を東側のスパイ組織に仕立て上げた情報をCIAに提供。そのため今度は冷戦 のなか、双方の宣伝材料にされ、彼らの名誉はなかなか回復されなかった。
 
 しかし最近、このグループについては再評価が行なわれている。今回紹介するローロフ監督の作品では、生存者や遺族に詳細なインタヴュー を行ない、洗練されたアニメーションでレジスタンスの様子を再現することによって、組織の真の姿を今日に初めて蘇えらせる。監督は生還し たピアニスト、ヘルムート・ローロフの息子。

【映画DVDは2014年6月7日発売開始】



comment
 "皆が皆、時の法に従ったんだと言うの。でもそういう風に考えるなら事実上何だって許されるじゃないの。" 
(戦後、弾圧者たちの弁明に対して.........父親が処刑されたカリンさん。)

kapelle




日本語版企画制作:ヨハンナ比較文化研究所

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